« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »

2016年5月

2016年5月15日 (日)

熊本地震③ボランティア活動について

地震発生からも早くも1ヵ月が過ぎようとしています。未だに余震は続き、510日の段階で約1350回以上になっています。激しい雨も多く、避難している人にとっては厳しい状況は未だに続いています。

大型連休にかなりの数のボランティアさんが九州に来られたようですが、連休が終わりに近づくと数も大幅に減少していったようです。一時は4000人近く集まっていたボランティアさんも58日には募集人数の2割にも満たなかったそうです。今後の人手不足が心配されます。前回のブログでは過剰なボランティアさんの他に行けそうなところを少し記載しましたが、それどころではなくなっているようです。

 

ボランティアさんの活動はとても素晴らしい事だと思います。しかし、ボランティア活動をすることをもっと考えて行わなければいけません。

色々なニュースを見ると、被災者とボランティア間の衝突やボランティア同士の衝突などもあるようです。

ボランティアさんの態度が悪い、避難者さんの態度が悪いなどの話も聞いたりもします。ボランティアさんの態度はボランティアを行うものとしては充分に気をつけなければなりません。「がんばってください」「元気をだして下さい」などの励ましの言葉を軽々しくかけないようにしてください。それによって気分を害してしまう方もおられる事を理解してください。自己満足の為だけにボランティアを行わないようにしてください。

 

態度については被災者側の方にもお願いしたい事があります。ボランティアさんは無償で働いてくれている事。ほとんどの方が善意で動いてくれている事。プロではないということ。

無償であることや善意については今更な気がするので割愛させてもらいますが、プロではない事は充分に理解してあげて下さい。

 

ボランティアさんのほとんどはプロではありません。支援の本職ではありません。被災者さんに対する接し方なども少しの時間の説明しかされていません。しっかり指導されているとは言えません。作業に関しても慣れていない人も少なくありません。学生ボランティアさんなどは経験も足りない方も多いです。中には活動に向いていない方もいます。

そんなボランティアさんに苦情など入れたい気持ちも分かります。被災して長い避難生活でストレスもたまります。ですが、そこをストレスの捌け口にしても何も進展しないのです。一時的にストレス発散になるかもしれませんが、それによって衝突等が起こり余計にストレスの原因になる可能性も低くはありません。

出来ていないことは教えてあげて下さい。改善してほしいことも落ち着いて伝えてあげてください。初めてのボランティア活動の人もいます。慣れていなかったり、何をしていいかわからない人もいます。互いに支え合っていくのも重要だと考えます。

 

ボランティアさんもしっかり心得を身につけて活動できるようにして下さい。人の助けを目的として活動するのなら足手まといにならないように努力しましょう。ボランティアの心得などネット上でいくつか見つけることができます。それをしっかり読んで理解、実行していけるようにして下さい。

早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)のホームページには「学生災害支援ボランティアの心得10か条」というものがあります。とても為になることが書かれています。ボランティアを行う予定の方は学生ではなくても、是非一読してほしいと思います。

 

ボランティアさん同士の衝突の大体がより良いボランティア活動を目指した所にあると思いますが、被災者・避難者のニーズではなくボランティアの意見だけでぶつかっているケースが多い気がします。いったい何が被災者さんに必要なのかしっかり聴き取り等を行い、自己満足的な意見で活動しないようにしましょう。

 

かなり長々と書いてしまいましたが、ボランティアを行う側も受ける側も理解し合えることができれば円滑な関係が気付けると思います。お互いに知り合うことはボランティアに限らず重要だと私は考えています。


                           防災士 阪口

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 7日 (土)

熊本地震②

 余震の回数も少し落ち着いてきた感じがしていましたが、たまに大きい余震がまだあるのは心配ですね。1日に何回も揺れる事があるのは精神的にもつらいと思います。この時期雨も多く、避難している人にとってストレスのたまりやすい環境になっていると思います。一日でも早く安全に自宅に帰れる日が来る事を願っています。

 避難所の問題で最近話題に上がっているのは「ペット」に関する問題です。飼っていない人にとっては、貴重な水を動物に与える事について厳しい意見も多いと聞きます。ペットの鳴き声や臭いなども厳しい意見の原因になっているようです。

 飼っている人にとってはかけがえのない家族の一員であるのも事実です。 双方の言い分もわかる事ですが、それによってどちらかが不利益を受けるような事はあってはならないと思います。 被災した方のペットの為のボランティアもあるようですが、人手や資金が足りないと所も多いようです。

 大型連休に熊本へボランティアに行く人は多かったようですが、受け入れ人数の関係でボランティアに参加できなかったかたも多いと聞きます。ペット関係のボランティアもあると言う事だけでも知っていてもらうと何かに役立つかもしれません。

  避難生活が長引けばペットを取り巻く環境も悪くなる傾向にあります。どうにかペットとともに安心して避難できる避難所の増設や住み分けなどしていってもらえたらと思います。

  またペットを飼っていない方、動物が苦手な方、動物のアレルギーをお持ちの方など大勢おられることもしっかり理解した上で解決策を考えていってほしいと願います。                                                  

                                     防災士阪口

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »